受診の際は…
マイナ保険証(従前の保険証も可能です)をお持ちください。
保険証は初診時に提示いただき、その後、月1回(その月の最初の受診時)確認させていただきます。初診時に保険証の確認ができない場合は、自費となりますのでご注意ください。
また、保険証が変わった(入転退職、婚姻など)の場合は、必ず、新しい保険証をご提示ください。
いつ受診すれば…
生理中は避けて
なるべく生理中でない時が好ましいですが、不正出血や生理が止まらない場合は遠慮なく、すぐに受診してください。
内診について…
お気軽に相談ください
婦人科の診療において、我々からすると内診は最も多くの情報を得られる重要な診察方法です。しかし患者様から考えると、どう考えても恥ずかしいもので、これが他の科よりも婦人科の敷居を高くしている大きな原因だと思います。
そうはいっても、自覚症状を長い間放置し、取り返しのつかないことになってしまっては大変です。内診をしなくても問診、超音波検査、血液検査等である程度診断することも可能です。内診に抵抗がある方は無理強いはいたしませんので、お気軽にご相談ください。そして、内診の重要性を納得したうえで診察を受けて下さい。
流産手術
流産手術の必要性
完全流産は絨毛組織(母体と胎児の間で栄養など物質交換の場となる部分)が完全に排出された状態で、血液中のhCGと呼ばれるホルモンが減少することで排卵および月経が再開されます。この場合、手術は必要としません。ところが不全流産や稽留流産は子宮のなかに絨毛組織や胎芽成分が残存しているため、処置(流産手術)が必要になります。
では全例で処置が必要でしょうか?一般的に流産の経過として稽留流産、不全流産の状態から進行流産や完全流産と進行することがあり、経過観察のみで対応できることもあります。また、稽留流産の状態が持続する場合など進行状況に応じて、方針を変更することもあります。
流産手術の方法
当院では静脈麻酔を用いて手動吸引法にて行っております。手術当日午前中に前処置(子宮頚管の拡張)を行います。その後手動吸引法にて手術を行います。手動吸引法は子宮内に太めのストロー状のチューブを挿入し絨毛成分を吸引します。手術時間は10~15分程度です。静脈麻酔は麻酔からの覚醒に時間を要します。概ね手術後2~3時間ほど回復室にて安静にして戴き、完全に覚醒後に帰宅となります。当たり前のことですが、安全と安心を第一としているため麻酔時間や手術時間は延長することがありますし、様々な理由で対応できない症例は高次施設での手術となることもあります。
保険診療の対象となります
流産手術は健康保険の対象手術となりますので、マイナ保険証などお持ちください。
望まない妊娠(人工妊娠中絶)について
上記流産手術と同様に手動吸引法にて行っております。手術当日の流れも同様です。術前検査として10.000円、手術費用は129.600円です。当院では概ね妊娠11週まで対応しております。手術日は月から金曜日まで(木曜日は休診)対応しております。当院の状況によっては土曜日午後も応需いたします(ご期待に添えない場合もございます)。手術を安全に行うためになるべく早期の受診をお願い致します。
診療時間
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
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9:00~12:00(*土曜日は14時まで) | ○ | ○ | ○ | × | ○ | ○* | × |
15:00~19:00 | ○ | ○ | ○ | × | ○ | × | × |
※休診日 土曜午後、日曜、祝日
※休診時間、休診日の日帰り手術も承ります。ご相談ください。